こんにちは。
設計部の星野です。

夏休みもあと1週間。
読書感想文だったり、あさがおの観察だったり、低学年のうちは親が手伝うことも多いので大変です。
絵の宿題を早く終わらせたいと思いながら見守っていたある日。
長男が猫をまっ黄色に塗り出したので、すごい色だな～何の影響だろ？とか思いながらぼそっと、
私『クロネコヤマトのクロネコって黄色かったよね？』
家族『････････････😑クロネコは黒でしょ。』
私『😑私は何を言ってるんだ？』
はやく絵を終わらせたいってことばっか考えてて、訳の分からないことを呟いてました🤣
お恥ずかしい😅
クロネコのバックの黄色の印象だけが出てきちゃったんですよね～と言い訳になってない言い訳だけしておきます・笑

さて、今日は天井の高さのお話です。
リフォームで手軽に変更できないところなので、計画時にしっかり考えておきたいですね。
では、ど～ぞ～。

天井は高いほうが好きですか？

天井が高くて開放的、なんて文言よく見ます。

確かに開放的です。

吹き抜けも高いところから光が降り注いだりして、気持ちの良い空間ですよね

素敵だと思います。

じゃあ、天井が低いのは良くないのか？

決してそういうわけではないと思います

まず、天井が低いとエアコンの効きが良い。

天井が低い分、空間が小さくなりますからね。

省エネですよ

なんとなく狭く感じそうって方もいるかもしれません。

でも、開放感は無いかも知れませんが、

小さい部屋なら少し低いくらいの方が広く感じられることもあります。

壁の高さに対して、横幅の比率が大きくなることで、

広がりのある空間に感じられたりしますよ

あと、天井が低いので照明器具などのお手入れがしやすい

最近は照明器具のほとんどがLEDなので電球交換なんてほとんどありませんが、

照明器具をたまに交換して模様替えするって方には良いかもしれませんね。
電球交換は無くてもお掃除はしたいですしね。

これは建物の構造から変えないといけませんが、1階の天井高を低くした場合、

1階の床と2階の床の高さの差が小さくなるので、

階段の1段ごとの段差を小さく出来たりもします。

それと、これは個人の感じ方なのでなんとも言えませんが、

天井は低いほうが落ち着くって方もいます。

そんな感じで、高いほうが良いってワケでもないと思います。

もちろん今まで天井が高いお部屋で暮らしてきた方や、背が高い方などは圧迫感を感じるかもしれません。

背の高い家具を使いたいって方は置けないかも知れません

なので、どちらの方が良いかはご家庭によって違うと思うんですけどね。

↓こちら天井高2.3ｍのダイニングとリビング。

なかなか写真で天井高は伝わりにくいですが、

2.3ｍくらいでしたら特に圧迫感も無く、落ち着いた空間だと思います。

実際に低い天井を体験してみたいって方は、

古民家カフェとか、カフェでなくても古民家を開放しているところがあったりするので、

回ってみてはいかがでしょうか？

昔の住宅は天井がとても低いものが多いです。

2ｍちょっとしか天井が無かったりします。

最近の家は2.4ｍくらいが多いでしょうか？

天井が高いのを売りにしているところなら2.7ｍ以上のところもあると思います。

そうなると2ｍって低いって思うかもしれませんが、意外と居心地が良かったりするかもしれませんよ。

古民家って圧迫感感じるわ～って方の中には襖などの建具が低いからそう感じている人もいるかもしれないので、お部屋の天井高さを感じてきて下さいね。

古民家は建具などの高さも低いですからね、

昔のままの高さなら大体1.8ｍ以下だと思います。

最近の建具は大抵は2ｍ以上なので、今から建てる家なら天井は低くしても建具は2ｍ以上になると思います。

建具の高ささえ2ｍ以上あれば問題ないって感じるんじゃないでしょうか？

ちなみに、現在の建築基準法では居室の天井高は2.1ｍ以上と決まっているので、

2.1ｍ以上にはしないといけません。

ただし、平均天井高です。

『すごく低い天井の空間がが気に入ったから、屋根裏部屋って感じの斜めの天井にしたい！』って場合は、部屋全体の天井高の平均が2.1ｍ以上あればよいので、部分的に1.5ｍとかでも大丈夫です

屋根裏部屋みたいな寝室って個人的には好きですね
実際に平均天井高2.1ｍ以上の屋根裏スペースを寝室にしても良いですしね。

1階は開放的に天井を高く、2階は寝るだけだし低めに、

なんて感じも良いんじゃないでしょうか？

天井高はいくつですか？と聞かれたり、天井を高くしたいと言われることはあっても、

天井高を低くしたいですって言われたことはほとんどありません。

でも、もしかすると低い天井の方がご自分には合っている

なんてこともあるかも知れませんよ

省エネなところは魅力的ですが、やはり実際の居心地はとても大切だと思うので、

まずはどこかで体験してみることをお勧めします

ご家族の皆さんに合った天井高、見つけてくださいね～