こんにちは。
設計部の星野です。
今日はヒートショックのお話です。
寒くなると、とにかく温まりたくて仕方がない気持ちになりますが、急に温まるとヒートショックになる危険性が高まります。
こちらを読んで、慌てず対策して下さいね。
では、どうぞ!
急に寒くなりましたね![]()
雪が降っているところもありますよね![]()
私の周りはお天気が良いのもあって、たまにちらつく程度です。
遠くの白い山を見ながら長男は、『僕のところも降って欲しいな~』なんて言ってます。
去年も降らなかったので雪遊びがしたくて仕方がないみたいですよ![]()
2年前に遊んだのがかなり楽しかったみたいですね。
寒がりの長男に『寒くて我慢できないかもよ?』と言ったら、
『服を100枚着るから大丈夫
』と![]()
『ベイマックスみたいになって、ベイマックスと間違われるんじゃない?』なんて言ってみたら、
『大丈夫だよ!僕の顔はあんなに白くないから、僕だって分かるでしょ!』
って言われました![]()
やる気満々なので、服を100枚準備しておかないとですね(笑)
皆さん、ヒートショックってご存じですか?
この季節になると話題に取り上げられることも多いので、ご存じの方もいると思います。
ヒートショックとは、急な寒暖差で血圧が大きく変化し、体が受ける健康被害のことです。
主に失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などの症状があります。
これが原因で亡くなられる方も、この季節には多いのですが、
なんとヒートショックで亡くなられる方の人数って、
交通事故で亡くなられる方よりずっと多いんですよ。
年間でヒートショックで亡くなられる方は交通事故で亡くなる方の約4倍![]()
そんなに?!って思いません?
多いですよね![]()
では、どうすれば防げるのか?というお話ですが、
家の中の寒暖差をできるだけなくしましょう![]()
家の中でのヒートショックの原因は部屋ごとの温度差による体への負担です。
寒暖差を少しでも抑えることがヒートショック予防になるんですよ。
だから一番良いのは、家の中のどこでも適温にできる全館空調![]()
実際、全館空調が一般的な北海道は全国でもヒートショックが少ない県のランキングで上位です![]()
1位とか2位とになるくらい少ないんです。
でも、全館空調にはしない、全館空調ではないということも多いと思いますので、
ここからは全館空調ではない場合のお話です。
一番ヒートショックが起こりやすいのがお風呂![]()
脱衣所が寒いと、温かい部屋から脱衣所に入った際に血圧が急激に上がり、
さらに温かいお湯に入ることで、今度は血圧が急激に下がるので、とても体に負担がかかるのです。
なので、まずお風呂でのヒートショック予防は『脱衣所を温める』ですかね。
脱衣所にも簡単なものでもよいので暖房器具を置くと良いと思います。
入浴の少し前にしっかり脱衣所を温めておいてくださいね。
もし『お風呂を出てから風邪を引く?』でご紹介した間取りに近いようなら、
脱衣所とLDKの間の扉を事前に開けておくだけでも良いですよ![]()
あと、洗い場も湯船の蓋を入浴時以外は閉めているってご家庭では結構寒いと思いますので、入浴前、服を脱ぐ前にシャワーでお湯を洗い場に掛けて温めておくだけでも、湯船と洗い場の温度差や脱衣所と洗い場の温度差をやわらげられますよ![]()
冬に毎日脱衣所と洗い場を温めるのが大変って方には、
浴室暖房乾燥機や浴室暖房機がお勧めですね。
浴暖には2室タイプっていう、脱衣所も温められるタイプのものもあります。
これから浴暖を付けるって方は是非検討してみてくださいね![]()
トイレもヒートショックが多い場所の一つです。
服を脱ぎますし、多くの場合暖房がないですからね。
対策としては、暖房器具を置けると良いのですが、コンセントがトイレ用、便座用しかないということが多いと思いますので、可能であれば暖房用のコンセントと、あと暖房器具を置けるスペースを準備しておけると理想的ですね。
全館空調にはしないけど、脱衣所やトイレは常に温かくしておきたいって方なら、
床暖房もお勧めですよ。
床暖房っていうとお部屋につけるイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、
ヒートショックの心配がある方にはお勧めです。
暖房器具を置いておくスペースも必要ありませんし、
スペースにあった大きさで設置できますから、必要以上に熱くなる過ぎることも防げます![]()
さらに家の中で寒い場所と言えば、廊下だってそうですね。
すでにお住まいのところですと、暖房器具を置いたりというような対策になると思いますが、

こんな感じの間取りであれば、そもそも廊下とLDKが一体の空間になっているので、
廊下に出てヒートショック状態になる心配はありませんよ![]()
なんなら、トイレだって温かくなります。
トイレに行くのには一度廊下に出る動線が良いな~って方もいると思いますが、
廊下が寒いほうが気になるって方にはお勧めです![]()
最近はトイレに24時間換気を付けることが多いです。
この場合も24時間換気を付けておけば、常に換気扇が回っている状態なのでLDK側の空気をWC側に常に吸い込んでいる状態になります。
匂いがLDKに漏れることもほとんどありませんし、温かい空気もトイレに入りやすくなりますよ![]()
しかも、これトイレトーニング中にも良いんです![]()
急に話がかなり変わりましたが
、トイレトレーニング中の子ってギリギリまでトイレ行きたいって言えなかったりするんですよね。
で、廊下が寒いと我慢できなくなっちゃってパンツを脱ぎ終わる前に出ちゃうなんてこともあります![]()
でもこれならトイレまで温かいので、
寒さで我慢できなくなっちゃうなんてこともなくなりますね![]()
しかも、一人でトイレができるようになったばかりのころでも、見守れるからいいですよね![]()
最後は少し話が逸れてしまいましたが、家の中の寒暖差をなるべく無くして、安心な住まいにしましょうね![]()
ヒートショックが起こりやすいのは、年配の方や、高血圧、糖尿病、不整脈などで心臓に負担がかかりやすい方が多いですが、
飲酒後酔ったままお風呂に入る習慣がある方も要注意ですよ![]()
あと、室温対策の他にも対策はあります。
今書いたように、酔ったままお風呂に入らない、だとか、
ゆっくり、しっかりかけ湯をしてから湯船につかるだとか。
寒いトイレで急に力を入れたり、立って小をするのも血圧が上がりやすいので危険だそうです。
トイレで力を入れるときは、落ち着いてゆっくりと。
立って小をする方は、座って小をするようにするのも対策になります。
早く暖まりたい、寒いところでの作業は早く済ませたいという気持ちは、ぐっと抑えて寒さと付き合っていきましょう。
長男が、 『なんでか朝になると布団から出て、変な向きで寝てるんだよね~夢で冒険とかしてないんだけど~』って悩んでました。
なんでだろうね~、夜中にも直してるんだけどね~私が聞きたいよ![]()
皆様、寒い日が続きますが風邪を引かないよう温かくしてお過ごしください![]()




